■これは、アエラ4月20日号の記事「私は株を処分して国債に替えました アエラビジネスセミナー グローバル時代の新・金融恐慌論/榊原英資」のタイトルから。
■この榊原さんの記事の中に以下の文章があります。
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一部のアナリストは米国が金融機関に公的資金を大量に注入するためには、国債を大量に発行する必要があり、その結果、米国債が暴落して、ドルが暴落するという説を唱えています。が、私はドルは暴落しないと断言します。なぜなら、米国債の格付けが最高クラスのAAAから格下げされることはまずないからです。国債を格付けしているムーディーズもスタンダード&プアーズも、米国の企業です。自国の国債の格付けをおいそれと下げるわけがありません。金融のインフラが自国にあることそれが超大国の強みなのです。
米国債は「腐っても鯛」。皮肉なことなのですが、この不況から最初に抜け出すのも米国ではないかと私は睨んでいます。
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■太字にした部分が、極めてわたくし的に気に入らないというか、そんな事はあり得ないだろう、と。もし、そんな事をしたら、『格付け会社』の『格』が落ちるというか、その会社が行う格付けの信頼性が失墜して、『格付け会社』としての存在意義を問われる、そして米国債と一緒に格付け会社の格も暴落すると思うのですが。。。金融界って、そんなアンフェアな事がまかり通る世界なのでしょうか?。
■この記事を読み始めた時には、榊原さんが替えた「国債」というのは「日本の国債」だと思っていたのですが、「米国債」だったのか?!
■いずれにしても、ヒドい話にしか聞こえません。。。敢えて言うなら、腐った鯛を食えばいいじゃん、榊原さん。